Wi-Fi STATION HW-02GのSIMロック解除実施 / auとSoftbankのLTE SIM使用検証


LTE-Advancedに対応したdocomoの最新Wi-Fiルーター「Wi-Fi STAION HW-02G」。色々な事業者のSIMカードで利用出来るようにする為にSIMロック解除を行いました。

それに伴い、auとSoftbankのLTE回線SIMカードでLTEを掴むかどうかの検証を行いました。(検証せずとも、間違いなく掴むとは思うのですが念のため・・・)

SIMロック解除手続き

SIMロック解除の手続きはドコモショップにて行います。

スマートフォンやフィーチャーフォンの場合はその場で解除が可能ですが、データ通信機器については預かり修理(便宜上修理対応となるようです。)対応となります。よって、約1週間程度手元からルーターが離れる事となります。最近のルーターはタッチパネル対応の為、店舗で解除出来るようにしてもらいたいというのが本音です。

SIMロック解除手数料は税込3,240円。支払いは端末預けの際の前払いとなります。

ロック解除に要する日数ですが、店舗スタッフの話では約1週間という案内でした。しかし、実際には猛烈に早く、申し込み来店日の翌々日には端末が店舗に戻ってきました。(来店日の3日後に受け取り)

au iPhone 5S契約SIMカードでの通信検証

auのiPhone 5Sで契約しているSIMカードを入れて検証しました。設定APNは以下。

au 4G LTE用SIM APN設定値
APN uno.au-net.ne.jp
ユーザー名 685840734641020@uno.au-net.ne.jp
パスワード KpyrR6BP
認証方式 自動
IPタイプ IPv4
※上記設定値はauが公式公開しているものではありません。上記設定を行い予期せぬ通信料が発生しても当方では責任を負いかねます。自己責任で設定をお願いいたします。

結果は以下です。


当然ですがきちんと接続可能です。しかし、au800MHz帯LTEはこの端末では掴まない点、auはBand1がLTEのメイン周波数帯ではないという点、3GがW-CDMAではないので3G通信は不可能な点、以上の事からこの端末をauSIMで利用するメリットはあまり無いと感じます。

Softbank iPhone 5C契約SIMカードでの通信検証

次にSoftbankのiPhone 5Cで契約しているSIMカードを入れての検証です。設定APNは以下。

Softbank 4G LTE用SIM APN設定値
APN jpspir
ユーザー名sirobit
パスワード amstkoi
認証方式 自動
IPタイプ IPv4
※上記設定値はSoftbankが公式公開しているものではありません。上記設定を行い予期せぬ通信料が発生しても当方では責任を負いかねます。自己責任で設定をお願いいたします。

結果は以下です。


こちらも問題なく接続可能です。auと違い、LTEはBand1と3、3GはW-CDMAでBand1が利用可能なので、プラチナバンド周波数帯でしか通信出来ない地域以外は問題なく利用出来るのではないでしょうか。

他社SIMでもWi-Fi 5HGz帯が利用可能な本機種

以上、auとSoftbankのSIMによるLTEの動作検証でした。

なお、L-02Fは他社SIMやSIM無しの場合の5GHz帯利用が出来無かったのですが、HW-02GではSIM無しでの5GHz帯利用は不可ですが(端末に記載あり)、他社(国内キャリア)SIMでは5GHz帯利用が可能です。(HW-01FやL-01Gは未検証の為不明。)


SIMロック解除は、3,240円と決して安くはありません。しかし、複数会社のSIMを持っている場合や海外で利用する場合は、実施済だととても便利です。来週は香港に行く為、Band 3を利用出来る各社SIMでLTE検証をするのが楽しみです。