中国・深圳(深セン):2013年12月・モバイル関連探し その3【China unicom・プリペイドSIMカード編】

本記事では、深圳(深セン)に行った際に現地で使用したプリペイドSIMカードの紹介を、自身の忘備録を兼ねてブログアップさせていただきます。

その他にも今回の深圳(深セン)旅行のブログをアップしておりますので、ご興味のある方は是非とも(^^)
中国・深圳(深セン):2013年12月・モバイル関連探し その1【香港からの道のり&深圳(深セン)街中の写真編】
中国・深圳(深セン):2013年12月・モバイル関連探し その2【入手したスマートフォンのカタログ編】

今回は、香港でも中国本土でも両方で利用可能な「China unicom」のSIMをカードを購入しました。




【事業者の選択】

中国本土ではTwitterやFacebookといった一部のサービスへのアクセスが制限されています。よって中国本土内事業者のプリペイドSIMを使うとこれらのサービスへのアクセスが出来ません。

それはそれで個人的には面白いのですが、初めていく土地ですし、Twitter投稿が出来ないのは厳しいな、という考えから、今回の深圳(深セン)での通信は、香港事業者のプリペイドSIMカードを使ってローミングにて利用する事にしました。

香港には複数の通信事業者があります。全てを調べたわけではありませんが、中国本土へのローミングについて少し調べてみた情報をまずは整理してみました。
・3:「98HKドル/日」で定額利用可能
※月の上限データ量はGB単位であります
・China unicom:「38HKドル/日」で300MBまで利用可能
・中国移動通信:3Gデータ通信方式がW-CDMAではなくTD-SCDMA
・その他事業者は調べておらず
TD-SCDMA対応端末は持っていないため中国移動通信は選択肢から外れます。深圳(深セン)に行く日にちは1日だけであり、データ通信量も然程多くないと予想し今回はChina unicomを使用する事にしました。



【China unicomのプリペイドSIM】


使用する事業者も決定し、次はSIMカードの購入です。香港のLTE 対応SIMカード購入と同じく深水埗(シャムスイポ)のプリペイドSIM販売露店にて「跨境王 Cross Border King Dual-Number Prepeid SIM」を購入しました。

香港:2013年12月・モバイル関連探し その3【中国移動香港・LTE対応プリペイドSIMカード編】にて購入したLTE対応SIMと同じ露店での購入です。



深水埗(シャムスイポ)駅は地下鉄チュンワン線にあります(チムサーチョイやモンコックの並びなので分かりやすい場所にあります。)。香港の地下鉄(MTR)のマップを参考までに紹介いたします。

定価120HKドルに対して70HKドルで購入できましたので、本SIMに関してもかなりお得な購入金額となりました。



本SIMに関する主な情報は以下。
・定価:120HKドル
※うち66ドル分チャージ済/残りはSIMカード代だと思われます
・中国と香港両方で使用可能
・通常プランは2HKドル/MB
・要申請プランとして「38HKドル/日」で300MBまで利用可能なプランあり
・有効期限は90日
今回は要申請プランである「38HKドル/日」で300MBまで利用可能なプランを使用しました。



SIMカードサイズはminiサイズですがmicroサイズでも使用出来るように切り込みが入っています。nanoサイズで使用したい場合は自身でカットする必要がありますね。

私の端末(Optimus G Pro E988とLumia 1020)ではSIM挿入によりAPNは自動で設定されていました。設定情報は以下です。
【APN】3gwap
【その他の項目】特に入力や編集は不要
要申請プランを申請する場合は、電話アプリより申請用コードを入力して発信。折り返しSMSが届きます。上の画像にコードの記載はありますが「1日300MB/38HKドル」プランの場合は「*118*441#」です。

プラン申請時の注意点として、プラン申請前にデータ通信の設定をONにするとプラン申請前にデータ通信が行われてチャージが減る可能性がありますので注意が必要です。また端末の設定がGSMが使えない状態の場合プラン申請がうまくいかないようなので、端末のネットワーク設定で「2Gが使えない」状態にはしないようにする必要があります。

なお、これは私の端末だけの挙動だとは思いますが、香港にて購入後すぐにOptimus G ProにSIMを挿入してプラン申請を行おうとしました。その際、なぜか端末が電波を掴まずに圏外表示になってしまったのです。端末設定からネットワークを掴みなおすと一時的には電波が立つのですが、またすぐに圏外になる。これをずっと繰り返す動作が続いたのです。

最終的には別端末(Lumia 1020)にSIMを入れ替えることにより、無事に電波をつかみプラン申請も問題なく行えました。再度SIMを香港内でOptimus G Proに戻すとまた同じ挙動が発生。しかし深圳(深セン)に入ってからはG Proでもこの事象は発生しなくなりました。夜に深圳(深セン)から香港に戻った後でもこの事象は発生しななくなっていたので、本当に謎な事象でした。

しかし、こういったトラブルが発生する可能性もありますので、予備端末は持っておいた方が良いかもしれませんね。



【深圳(深セン)での速度テスト】


スピードテストの結果は上記のような結果でした。上り下り共に平均で1Mbps程度で利用に不便を感じるスピードではありませんでした。

ただ、夕方の華強北駅近辺においてパケ詰りが発生し通信が全く出来ない事が度々ありました。人がかなり多かったのが影響していたのでしょうか。



以上、深圳(深セン)で使用したSIMカード情報でした。

次回深圳(深セン)に行った際には、是非ともTD-SCDMA対応端末を持って中国移動通信のSIMで通信してみたいです。

1日だけの中国本土利用であれば300MBで充分足りましたし、追加チャージ不要で問題なく過ごせました。余ったデータ量はその日のうちであれば香港内でも利用する事が可能です。とても便利なSIM自体カードですね。