2014年8月28日、SamsungはスマートウォッチGearシリーズの最新作であり、モバイルデータ通信に対応をした「Gear S」を発表しました。
10月より世界各国で販売開始される予定です。
本記事では端末画像の紹介とGear LiveやGear 2との簡単なスペック比較も行います。
本体画像
※クリックすることで拡大表示可能です。
本体色ブラック
本体色ホワイト
スペック比較表
比較対象端末は、6月に発表されたAndroid Wear搭載の「Gear Live」と2月に発表されたカメラ機能付Tizen OS搭載の「Gear 2」を選定しました。
Gear Sの項目で赤い太文字は機能アップ部分、黒太文字は機能が非搭載になったり、以前2機種と比べて劣っていると感じられる部分です。端末サイズに関しては、ディスプレイサイズ拡大やSIM対応による影響だと思うのですが、腕時計というジャンルから考えるとサイズアップはウィークポイントかな?と考えて黒太文字表示にしました。
Gear S | Gear Live | Gear 2 | |
---|---|---|---|
端末サイズ | 58.3 × 39.8 × 12.5mm (ベルト部を除く) |
56.4 × 37.9 × 8.9mm (ベルト部を除く) |
58.4 × 36.9 × 10.0 mm (ベルト部を除く) |
重さ | 不明 | 59g | 68g |
ディスプレイ | 2インチ (320 × 480) 288ppi / 曲面有機EL(Curved Super AMOLED) | 1.63インチ (320 × 320) 278ppi / 有機EL(Super AMOLED) | 1.63インチ (320 × 320) 278ppi / 有機EL(Super AMOLED) |
OS | Tizen based wearable platform | Android Wear | Tizen based wearable platform |
CPU | Dual-Core (1.0GHz) | (1.2GHz) | Dual-Core (1.0GHz) |
RAM | 512MB | 512MB | 512MB |
ROM | 4GB | 4GB | 4GB |
外部メモリー | 非対応 | 非対応 | 非対応 |
カメラ | 搭載なし | 搭載なし | 約200万画素 |
ネットワーク | 3G (900 / 2100MHz) or (850 / 1900MHz) 2G (900 / 1800MHz) or (850 / 1900MHz) |
モバイルネットワーク非対応 | モバイルネットワーク非対応 |
バッテリー | 300mAh (脱着不可) | 300mAh (脱着不可) | 300mAh (脱着不可) |
端末色 | Black / White ※正式な色名称は不明 |
Black / Wine Red | Charcoal Black / Gold Brown / Wild Orange |
その他 | IP67防水防塵対応 心拍数センサー 紫外線センサー 気圧センサー Wi-Fi 802.11 b/g/n対応 A-GPS / GLONASS対応 |
IP67防水防塵対応 心拍数センサー |
IP67防水防塵対応 心拍数センサー |
概要
同日にLGも「G Watch R」を発表し、IFA 2014に向けて各社何かと慌ただしくなっている今日この頃です。しかしスマートウォッチの新作発表サイクルは本当に早いですね。
なお、本端末の大きな特徴は「SIMの挿入が可能で、Gear S単体で3G/2Gのモバイルデータ通信が利用可能」な点です。その他にもWi-FiやGPS機能にも対応し、もはや小型のスマートフォン状態です。
電池容量は300mAhとGear LiveやGear 2と同じ容量です。Samsungの発表では通常利用で2日間利用可能という事ですが、実際に通信やGPSを使用していると2日は持たないのではないかな??と少し心配になってしまいます。
SIM挿入可能になりGear S単体で通信が可能になった点は非常に面白いのですが、個人的にはカメラが非搭載な点、サイズが大型化している点が少し残念に感じております。GALAXY Gearのカメラ機能は、メモの変わりや、何気ない場面の撮影に結構役立っているからです。
なお、Gear Sと同時発表で「Gear Circle」というBluetoothステレオイヤホンも発表されました。こちらは、音楽視聴、音声通話、ボイスコマンド機能が搭載されており、Gearブランドとして発売されます。
情報引用元 : SamsungMobilePress
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