201415 / Samsung GALAXY K Zoom SM-C115 開封の儀


2014年4月29日にシンガポールにて発表され、5月末あたりから市場に出回り始めたカメラ機能特化端末「GALAXY K Zoom」。光学10倍ズームに光学手ブレ補正と、スマートフォンというよりはコンデジのようなカメラ機能を備えています。

端末色ブルーを最初から狙っていたのですが、香港版は発売当初ホワイトとブラックのみでの発売であり、また定価が約4400HKドル(約57,000円 / 1HKドル13円計算)とそこそこな値段でした。よって、輸入品でのブルー入荷と値下がりを待つこと約3が月。値段もかなり落ちてきましたので、このタイミングで香港へ行き捕獲しました。購入は香港ですが、平行輸入品の為入手した端末はUAE版です。なお、現在は香港版でもブルーが追加発売されています。

現在メイン機として利用しているS4 Zoomの後継メイン端末としてやってきたK Zoom、早速開封の儀&簡単なレビューを執り行いたいと思います。

スペック表

GALAXY K Zoom LTE
SM-C115
端末サイズ 137.5 × 70.8 × 16.6 (20.2) mm
重さ 200g
ディスプレイ 4.8インチ HD (720 × 1280) 306ppi / 有機EL(Super AMOLED)
OS Android 4.4.2 KitKat
CPU Exynos 5 Hexa-Core (1.3GHz Quad-Core + 1.7GHz Dual-Core)
RAM 2GB
ROM 8GB
外部メモリー 最大64GBまでのmicroSDXC
カメラ 背面約2070万画素 / 前面約200万画素
1/2.3型裏面照射CMOS / 光学手ブレ補正 / 光学10倍ズーム / 24-240mm / F3.1-6.3 / キセノンフラッシュ
ネットワーク FDD-LTE (800 / 850 / 900 / 1800 / 2100 / 2600MHz)
W-CDMA (850 / 900 / 1900 / 2100MHz)
GSM/GPRS (850 / 900 / 1800 / 1900MHz)
Wi-Fi IEEE 802.11 a / b / g / n
2.4 + 5GHz
HT40
Bluetooth ver 4.0 BLE
GPS A-GPS / GLONASS
USB 2.0
バッテリー 2,430mAh (着脱可)
その他 NFC

開封の儀

※画像をクリックすると拡大表示可能です。

個装箱表面
GALAXYシリーズ恒例のデザインです。
SとNoteシリーズの個装箱は、基本的に端末名ロゴのみの記載。
その他のシリーズは端末画像も印刷されています。

個装箱裏面
個装箱右側面
UAE版なのでアラビア文字記載です。

個装箱左側面
個装箱開封
個装箱は、蓋を上に開くタイプではなく、上下を開いてスライドして中身を出すタイプです。

端末お目見え

同梱品一式
端末 / 電池パック / USBケーブル / ACアダプタ / イヤホンキャップ / マニュアル類

リアカバーを外した所
端末表面
端末表面だけ見るとS5とかなり似ています。

端末背面

端末上部
3.5mmイヤホンジャック
端末下部
microUSB端子 / マイク


端末右側面
シャッターキー / 電源キー / ボリュームキー
端末左側面
ストラップホール /microSD挿入口 
最近のGALAXYシリーズにはストラップホールはありません。
本端末はカメラ特化端末という事もありストラップホールがついています。
S4 Zoomにもストラップホールはついています。

端末サイズ比較
S4 Zoom / K Zoom /S5の順です。
S4に比べるとかなり大きくなっております。
画像にはありませんがS4とほぼ同サイズです。
左右のベゼルがもう少し細かったら完璧なのに・・・と感じています。
S5ブルーとのリアカバー比較
色合いは完全に同じです。

S4 Zoomとのサイズ比較
最厚部で比較すると約7mm薄型化を実現。
こうやって比べてみるとかなりスリム化しているのがわかります。
同じ10倍光学スーム搭載なのにここまでスリム化させたのは凄いですね。

ソフトウェア

初期設定言語選択画面
グローバル版GALAXYには珍しく日本語が最初から設定可能です。
UAE版以外では設定不可能なバージョンも恐らくあるかと思われます。


初期ロック画面
壁紙はS5を引き継いでいますね。

初期ホーム画面

プリインストールアプリ一覧
基本アプリ、google系アプリ、Samsung系アプリ。
数も最小限でスッキリしています。

通知エリア
左が通知エリア初期表示時
右がトグルスイッチ展開時
GALAXY S5のデザインを引き継いでいます。


ソフトウェア情報

設定メニュー画面
S5と同じように表示形式を3パターンから選択可能です。
左から「グリッド表示」「リスト表示」「タブ表示」

日本語キーボード初期搭載
キーボードも日本語キーボードが搭載されていました。
画像のようにフリック入力も可能です。

ベンチマークスコア

画面左
Quadrant Standardスコア
(複数回行ったうちの中間スコア)
15151

画面右
AnTuTu Benchmark Ver5.0スコア
(複数回行ったうちの中間スコア)
36558

※AnTuTu BenchmarkはVer,5になってから測定の基準が変わったとの事です。
結果、Ver,4での計測時よりもスコアが若干大きくなるようです。

Exynos Hexaは中々の高得点を叩き出しました。
Snapdragon800搭載端末には及びませんが、
Snapdragon600搭載端末よりは高スコアという結果になりました。

所感

前世代のS4 Zoomよりもスペックを向上させつつも、かなりの薄型化を実現させた本端末。重さは200gと通常のスマートフォンに比べると重いですが、S4 Zoomよりも8g軽量化しました。

端末の縦横サイズがS4 Zoomよりも大きくなった事で、200gという重さに対して少しバランスの悪さを感じる部分もあり(レンズ部の方に向かって落としそうになる)、「片手操作」という観点ではS4 Zoomの方が操作性は良かったかな、といった所です。

肝心なカメラ機能部分ですが、S4 Zoomより画質が良くなった印象を受けます。絞りに関してはS4 Zoomと同様で3.1か9かの2段階のみです。内蔵NDフィルタをかける事で光の入りを抑えているだけなので、絞りを調整してぼかし具合を変える事は出来ません。この点は変更されておらず残念でした。。。(個人的にパンフォーカス気味な写真が好きなものでして・・・。)

その他の端末機能としては、S5を若干機能ダウンさせた、といった感じです。

指紋認証、ハイブリッドダウンロード、マルチウィンドウは非対応です。ディスプレイが4.8インチあるのですから、マルチウィンドウは搭載されていても良かったのではないかな、と思います。ツールボックス機能には対応しています。(ツールボックス機能についてはこちら。

端末の動作はとてもスムーズであり、若干スペックの低いS4 Zoomに比べると、操作がカクカクするような場面も今のところなく、とても満足しております。

デザインに関しては、前作のデジカメライクなデザインからスマートフォンライクなデザインに変わりました。今回入手した端末色ブルーは、光が当たると青みがキレイに出てとても気に入っております。

購入箇所は香港先達廣場1Fの「手機達人」というショップ様です。ここでは何度か端末購入した事があるので、安心して購入出来るショップ様かな、と勝手に思っております。9月5日購入で3060HKドルでした。

普段利用するスマートフォンに光学10倍ズームと光学手ブレ補正が付いている。この端末を持つ最大の理由です。これを経験すると、これらの機能がついてない端末には戻れません。居酒屋での飲み会の1コマ、ちょっとした場面での1ショット。これらの写真が、ノイズやブレの少ないキレイな写真が撮れてしまうのです。スマートフォンでカメラをとにかく使う、という方には本当にお勧めの端末です。(200gと重いですが・・・。)

最後に、、、
とてもとても気に入っている本端末なのですが、この端末を見ていると、怒り以外の感情が沸かない某端末を思い出します。。。若干外観雰囲気が似ているんです。その点だけが残念でなりません。苦笑(最後の最後でネガティブ発言で申し訳ありません・・・)


※この端末には技適マークがありません。 よって、通信を必要とする場面では海外事業者のプリペイドSIMを使用しローミング通信にて通信を行なっております。