2014年9月30日、Samsungは「GALAXY Note Edge」の日本版docomo向けモデルである「GALAXY Note Edge SC-01G」をdocomoを通じて発表しました。チャコールブラックは10月下旬に、フロストホワイトは11月中旬に販売開始予定です。
また、同日に「GALAXY S5 Active SC-02G」(ご紹介記事はこちら)、docomo selectとして、ウェアラブル機器である「Gear S」、純正ケースである「Flip Wallet(Note Edge用)」を取扱する事も発表されました。
本記事では、現時点で判明しているグローバル版との違いを確認してみました。
※グローバル版「GALAXY Note Edge」のスペックや「Note 3」とのスペック比較に関してはこちらの記事。
※au版「GALAXY Note Edge SCL24」の概要や、au版とグローバル版の違いに関してはこちらの記事。
端末画像
※画像をクリックする事で拡大表示可能です。
純正カバーであるFlip Walletですが、カバーを閉じてもエッジスクリーンが見える構造になっております。その結果、片手でカバーを開く操作が少しし辛くなった印象を受けましたが、閉じたままでエッジスクリーンの情報を見るという新しい使い方が出来るようになっております。
以下は、docomo総合カタログのSC-01Gページです。
グローバル版との違い / docomo版の特徴
現時点で確認出来ているグローバル版との違いやdocomo版の特徴をピックアップしました。
1>端末サイズスペック表記違い
グローバル版は151.3 × 82.4 × 8.3mm。
docomo版は約151 × 82 × 8.5mm 最厚部 約10.1mm。
docomo公開の情報には「約」という表記がありますので、実際の端末サイズは全く同じで、表記の仕方が違うという考え方なのではないかと推測されます。なお、au版の数値はdocomo版と全く同じ数値です。
2>重さの違い
グロ―バル版は174g
docomo版は177g。
僅かですがdocomo版の方が重いです。au版も同じく177gです。
3>VoLTE対応
docomoではVoLTEの提供が始まっており、本端末も機能対応します。
4>キャリアによる周波数や搭載アプリの違い
docomo版ですので使用ネットワークや周波数帯が変わります。LTEに関しては2000 / 1700 / 1500 / 800のクアッドバンド対応です。またキャリア独自アプリの内容もdocomo仕様に合わせて「dメニュー」や「dマーケット」などがプリインストールされます。
LTEに関して、ローミング用としてFDD-LTEで700MHz帯、TD-LTEでB38 / 39 / 41に対応します。これにより中国や北米などでのLTEローミングが可能になります。docomoのスマートフォンでTD-LTEに対応するのは本端末が初です。(同時発表されたWi-FiルーターL-01GもTD-LTEに対応。)
5>ワンセグ/フルセグ/NOTTV搭載
日本向けGALAXYの独自機能。ワンセグやNOTTV機能は従来端末から対応していましたが、フルセグはGALAXY端末としては初の機能搭載となります。
6>FeliCa搭載
こちらも日本向けGALAXYの独自機能です。従来通り電池パックにFeliCa搭載になると予想しています。
7>ハイレゾオーディオ再生対応
docomo2014年冬春モデルのスマートフォンとタブレット全9機種全てが本機能に対応します。
8>キャリアロゴなどの外観上の違い
キャリアロゴやFeliCaロゴなど、グローバル版とはロゴの配置が異なります。docomoロゴが背面のリアカバーに移動している点が従来のdocomo GALAXYと違います。
個人的な話なのですが、以前はキャリアロゴに対して良い印象がありませんでした。しかし、キャリアロゴには、グローバル版には無いそのキャリア独自の味を加えてくれる為、最近は「それはそれで良いのかも」と感じるようになっておりました。フロント面のdocomoロゴが無くなったのは少し寂しい気もします。(同意される方は少ないと思いますが・・・笑)
以上、現時点で私が確認することが出来たグローバル版との違いです。
概要
24日のau版に続きdocomoからもEdgeが発表されました。これで、Note 4の日本発売は現時点では「なし」と考えて良いと思います。(SamsungがSIM版フリーを国内発売すれば別ですが。)
基本的な部分はグローバル版にキャリア独自のカスタマイズを少し加えた状態であり、au版との大きな機能差はありません。VoLTE対応という意味ではdocomo版の方に少しアドバンテージがある印象を受けます。
月々サポートを差し引いた実質価格が6万円くらいという情報もあり、iPhoneとの扱いの差に少し悲しくなります。iPhoneだけ安い、といったこの日本の携帯事情もどうにかして欲しいものですね。
なお、同時発表されたスマートウォッチ「Gear S」ですが、au版と違いSIMカードを挿しての単体通信に対応しているモデルとなります。nanoSIMカード対応で、SIMフリー状態で発売されるとの事です。
情報引用元 : NTT docomo / GCF
Tweet