2014年11月1日に発表されたメタルフレーム&ボディ採用のGALAXY Aシリーズ。その中でも一番コンパクトな端末が今回の「GALAXY A3」。国によって搭載機能が若干異なるのですが、TD-LTE、TD-SCDMA対応と中国本土での利用を前提とした香港版SM-A3000を入手しました。私はこの香港版が安くなるのを狙っており、程よく値が下がってきた2月に香港にて購入した次第です。
早速、開封の儀&簡単なレビューを行います。
スペック表
香港版SM-A3000のスペックとなります。
GALAXY A3 SM-A3000 | |
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端末サイズ | 130.1 × 65.5 × 6.9mm |
重さ | 110.3g |
ディスプレイ | 4.5インチ qHD (540 × 960) 245ppi / 有機EL(Super AMOLED) |
OS | Android 4.4.4 KitKat |
CPU | Qualcomm Snapdragon 410 MSM8916 Quad-Core (1.2GHz) |
RAM | 1GB |
ROM | 8GB |
外部メモリ | 最大64GBまでのmicroSDXC |
カメラ | 背面約800万画素 / 前面約500万画素 |
ネットワーク | 【FDD-LTE】B1(2100) / B3(1800) / B7(2600) 【TD-LTE】B38(2600) / B39(1900) / B40(2300) / B41(2500) 【W-CDMA】B1(2100) / B2(1900) / B5(850) / B8(900) 【TD-SCDMA】B34(2010) / B39(1880) 【GSM/GPRS】GSM850 / GSM900 / DCS1800 / PCS1900 |
Wi-Fi | IEEE 802.11 b / g / n 2.4GHz Wi-Fi Direct |
Bluetooth | ver 4.0 |
GPS | A-GPS / GLONASS / Beidu |
NFC | なし |
USB | 2.0 |
バッテリー | 1,900mAh (着脱不可) |
SIMカード | nanoSIM Dual SIM (nano×2) |
その他 |
開封の儀
※画像をクリックする事で拡大表示可能です。
個装箱表面と裏面
個装箱右側面と左側面
いざ、開封
同梱品一覧
端末 / ACアダプタ / USBケーブル / イヤホンセット / マニュアル類 / SIMトレイピン
ACアダプタの出力Aは1.0Aでした
端末表面と裏面
端末表面と裏面アップ
端末上部
マイク
端末下部
マイク / microUSB端子 / 3.5mmイヤホンジャック
端末右側面
SIM1トレイ / SIM2、microSD兼用トレイ / 電源キー
端末左側面
ボリュームキー
端末外観
SIMトレイ
本端末はデュアルSIM仕様ですが、SIM2とmicroSDが1つのトレイになっています。SIMを入れるとmicroSDは利用不可、その逆も同じ、という作りになっています。microSDとSIM2枚両方を使いたい方にとっては残念な仕様ですが、省スペース設計になっているようです。
ソフトウェア
初期ロック画面と待受画面
プリインストールアプリ一覧
通知エリア
トグルスイッチのアイコン編集機能は非搭載
ソフトウェア情報
左が購入時、右が既に公開されていたソフトウェア更新後
下にも記載していますが、更新後から言語選択画面で日本語が言語一覧に追加されました。
言語一覧画面
購入時のソフトウェアバージョンでは言語一覧に日本語はありませんでした。
ソフトウェア更新により日本語も言語一覧に追加されています。
(左が更新前、右が更新後)
Samsungキーボードの言語一覧
Samsungキーボードにも日本語入力が追加されています。
日本語用データはダウンロードが必要ですが、これはソフトウェア更新関係なく購入時からダウンロード可能でした。
(左が更新前、右が更新後)
Samsungキーボード日本語
Service Mode画面
ご覧のとおり、TD-LTEやTD-SCDMAにも対応の香港版です。
ベンチマークスコア
画面左
Quadrant Standardスコア
(複数回行ったうちの中間スコア)
12230
画面右
AnTuTu Benchmark Ver5.6.1スコア
(複数回行ったうちの中間スコア)
20992
Snapdragon 400搭載のAQUOS CRYSTAL 305SHのスコアがQuadrant:8818、AnTuTu:17774であった為、410になり機能進化しているのが数値からも読み取れますね。(305SHはディスプレイ解像度がHDなので、その他の条件も少し違いますが参考までに。)
所感
香港版GALAXY A3の特徴として、良い点はTD-LTEとTD-SCDMAに対応している点です。その為、中国本土でもTD-LTEや中国移動の3Gを利用する事が出来ます。悪い点はNFC非対応、ROMが8GB、定価が約2400HKドルと高い、といった点です。販売している国によって同じA3でも違いがある為注意が必要です。
サイドフレームと背面部分がメタル素材である為、今までのGALAXYに比べるとかなり高級感があります。言ってしまえばiPhone 5S的な質感です。薄さも7mm以下でかなり薄いです。iPhoneで言うと5Sでは小さいけれど6では大きい、という方に向くサイズ感だと思います。
ミドルスペック端末ですが端末に負荷のかかる操作をしなければ動作がもたつく事は無い印象です。複数のアプリをいくつも使っている時に一度画面の動きが遅くなる事はありました。
端末の言語設定ですが、端末発売当初のソフトウェアバージョンでは日本語選択不可能です。(いつものやり方での日本語化は可能だと思います。) ただ、本端末にはソフトウェア更新が配信されており、更新をすれば言語リストに日本語が標準で表示されるようになります。
本端末の売りポイントでもある500万画素のインカメラ。これはかなり面白いです。撮影しながらリアルタイムで、「肌補正、目のサイズアップ、顔の輪郭調整」という3つの機能が働きます。また、それぞれの程度を8段階から選択出来ます。女性にとってはかなり強力な遊びツールになるでしょう。また、かなり広角気味に撮影出来る為、自撮り棒がなくても3~4人での集合写真が余裕で撮影出来ます。画質に関して、個人的にはiPhone 6のインカメラと同等の良さはあると感じました。そこそこレベルなので、インカメラ画質を求める場合はDesire Eyeの方が良いでしょう。
知り合いの女性に本端末を貸した所、カメラ機能とデザインに相当惚れたようで、「これのピンクを日本でも発売すれば絶対に売れるとおもうんだけど…。」と発言する程。今までのGALAXYにはない、「若者向けで、お洒落でプレミアム感のある端末を」というコンセプトは成功したのではないかと思います。(定価が強気という点は考えずに)
※純正品Flip Coverのレビューもこちらにアップしております。
※記事投稿当初、「バッテリーの持ちがあまりよくない」といった旨の記載をしておりましたが、原因が判明した事、端末だけが原因では無さそうである、という点もあり、該当部分を削除いたしました。
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