深圳(中国本土)・香港プリペイドSIM / 中国移動香港・CMHK1-Card-2-Number Prepaid SIM Card /中国本土へのローミング可能カード


今回は、中国移動香港が販売している、安価で中国本土でもTwitterやGoogleサービスを利用可能なローミング対応プリペイドSIMカード「CMHK1-Card-2-Number Prepaid SIM Card」をご紹介いたします。

使用方法・利用料金


利用方法などの情報は以下の通り。

中郷移動香港 CMHK1-Card-2-Number Prepaid SIM Card
対応通信方式 3G / 2G
定価 120HKドル
※60HKドル分チャージ込
購入価格 60HKドル
購入場所 深水埗(シャムスイポ)の露店
有効期限 90日
※リチャージする事でリチャージ日より以下日数分延長可能
・10~49HKドル:30日延長
・50HKドル以上:180日延長
月額費用 30日毎に6HKドル自動消費
データ通信料
(香港)
・香港では2G/EDGE通信で3G利用不可
・アクティベート後2日間は無料でデータ通信可能
・それ以降は1.5HKドル/1MB
・1日の上限金額については記載なし
・1日のカウントは香港時間の0:00~23:59
データ通信料
(中国本土)
・中国本土では3G(TD-SCDMA)通信可能
・1.5HKドル/1MB
・1日の上限額は38HKドル
・1日のカウントは香港時間の0:00~23:59
データ通信料
(中港共通)
中港共通データパッケージプラン
・200MB/30日:35HKドル
・1GB/30日:98HKドル
・2.5GB/30日:148HKドル
SIMサイズ nanoSIM
※nimi/microSIM兼用タイプの販売あり
アクティベート方法 香港内で電話発信を行う
※フリーの音声ガイダンス番号193193でもOK
APN 【APN】CMHK
【その他の項目】入力や編集不要
残高・有効期限
確認番号
*#130#

概要・利用感想

TwitterやFacebook、Googleサービスなど数多くのサービスを通信不可としている悪名高い中国本土の通信サービス。その為、中国本土に行くには安価でローミング可能なSIMカードが非常に重宝します。

香港からの安価ローミングSIMカードで有名な物として、中国聯通(China Unicom)の「跨境王 Cross Border King Dual-Number Prepeid SIM」が挙げられます。(ご紹介記事はこちら

今回は、あえて違う本カードを選択してみました。本カード利用にあたっては以下の点に注意が必要です。

1>中国移動なので中国本土での3G通信はTD-SCDMA
これは一番注意が必要な点です。W-CDMA通信は出来ませんので利用の際には対応端末が必要です。聯通の跨境王は本土でもW-CDMAです。



2>香港での通信は2G/Edgeのみ
カードの説明書に記載がありながらも「実は3G通信出来るんじゃないの?」なんて思ったりもしましたが、本当に香港内はずっと2Gでした。データ通信利用目的だと香港では使い物になりません。聯通の跨境王は香港でも3G通信なので、この点はサービス改善して欲しいですね。



3>Mini/MicroSIM兼用バージョンとnanoSIMバージョンと2種類のパッケージあり
私の利用端末はnanoSIM利用のGALAXY A3でしたので、nanoSIMバージョンで購入しました。パッケージ表面右下にどのサイズのパッケージが記載がある為、ここで判別可能です。購入時に見落としせぬよう注意が必要です。

以上、簡単なご紹介でした。

最後に、、、これはその時の通信状況にもよるのだと思いますが、私が深圳に居た日中約3時間の間では、中国移動TD-SCDMAの通信は正直使い物になりませんでした。上の画像でスピードテストの画像をあげていますが、羅湖駅近辺では平均下り500kbps前後、そして華強路のモバイル街あたりでは終始パケ詰りで滞在時間の9割9分で通信がほぼ不可能状態でした。跨境王の方は、遅くても500kbps切る事が無く、比較的快適な通信でした。

繰り返しますが通信は水物ですので、常にこういった状況では無いと思うのですが、今回の深圳滞在では全く役立たず状態で終わってしまいました。4月にも深圳に行く予定なので、その点注視したいと思います。