04月08日に日本でも正式に発表されたGalaxy S6 edgeとS6。23日にdocomoとauから発売される事になり、いよいよカウントダウンが始まりました。
今回、都内Samsung社にて開催されたアンバサダーイベントに参加させていただく事が出来た為、そのレポートをさせていただきます。
今回のイベントでは、4月8日のプレス向け発表のプレゼンでは話されなかった内容も含めたS6 edgeとS6の魅力を、Samsung電子ジャパン商品企画 糸櫻氏より解説いただきました。
16個の数字から紐解くGalaxy S6 edge / S6の全貌
グローバルでの発表後、かなりの反響が集まっているというS6 edge / S6。「今まで積み上げてきたものをいったんリセットしてゼロから端末開発を考えなおす」、そんなコンセプトの元に作られた本端末。Galaxyロゴも変更されるなど、デザイン面で大きな変化が見て取れます。さらに見た目だけではわからない中身の部分も大きく変わっています。
そんなS6 edge / S6の全貌を、今回のイベントでは16個の数字を元に解説いただきました。本記事では解説内容全ての記載ではありませんが、「この内容を全部把握すれば端末の販売員が出来そうだな」と思えるくらい濃厚な内容でした。
※本記事内の全ての画像は、クリックする事で拡大表示可能です。
「84.7」 ~84.7%の人は製品を選ぶ際にデザインを重視する~
84.7%の人は製品を選ぶ際にデザインを重視するという調査結果があるそうです。Galaxyシリーズは、iPhoneやXPERIAなどに比べるとデザイン面で劣っているという印象は正直拭えません。今回はデザインを徹底的に見直した端末になっています。
「2」 ~2つの異なる素材(ガラスとメタル)の融合~
S6 edge / S6では、ガラスとメタルを使用し今までにない高級感を生み出しました。Galaxyといえば電池パックの取り外しが出来る事が強みだったのですが、それを排除してでも今回のデザイン採用となったようです。S5で対応だった防水に関しても、今回の薄さ、軽さ、テザインを優先して非対応としたようです。
そのくらい「デザイン」に重きを置いた端末なのです。
「1000以上」 ~1000以上の加工をした光学フィルムが作り出す色味~
S6 edge / S6のボディはガラス製になっていますが、そのガラスの下には端末色ごとの光学フィルムが仕込まれています。1000以上の微細構造を持つこのフィルムは、光の当たり具合によって見える色合いが微妙に変化します。よって、見る角度によって濃く見えたり薄く見えたり、またブラックカラーを例に取ると真っ黒に見えたり紺色気味に見えたりするのです。
「6013」 ~飛行機のビスなどに利用されるアルミ合金6013~
フレーム部分に使用されるメタル素材ですが、ただのアルミではありません。スマートフォンでは通常使われないアルミ合金6013が使用されています。固く錆びない材質であり、飛行機やヨットのビスなどに使用される素材なんだそうです。最近、海外のサイトなどで「iPhone 6よりも曲がりやすい」なんて記事が公開されていたのですが、糸櫻氏によると「そんな事はないだろう」と話されていました。
「6.5」 ~100以上の試作品から産み出された半径6.5mmのデュアルエッジスクリーン~
片面のみエッジスクリーンだったNote edgeから進化して左右両方がエッジスクリーンとなったS6 edge。ただ曲がっているだけではなく、その角度決定には幾度となる検証が行われたようです。100以上の試作品から最終的に決定された「R=6.5」という数値。手に馴染む一番の角度がこの数字であったとの事。実際に手に持ってみると、邪魔にならず、とても持ちやすかったです。考えぬかれた角度なのだと感心させられました。
「4.2」 ~よく連絡を取る人の平均は4.2人~
エッジスクリーンを利用した独自機能である「ピープルエッジ」。よく連絡する5人が簡単に呼び出せる機能です。
この5人という数字は根拠があるそうです。Samsungがグローバルでの調査を行い、よく連絡を取る人(LINEやFacebookなどのSNS系は除く)の平均は4.2人という結果が出だそうです。私も「電話を含めた連絡を頻繁に取る人」だと確かに5人以内なので、この数値は多くの人で当てはまるのではないかと思われます。
「20」 ~S5よりも20%明るくなったが省電力になった有機ELディスプレイ~
GALAXY S5と比較して最大輝度が20%明るくなりました。逆に消費電力はS5比で30%ダウンとなっています。ディスプレイサイズは5.1インチと変わりないのですが、解像度や明るさは上がり消費電力量は下がるという、大きな進化を遂げています。
また、暗い部屋の中でスマートフォンを見た時に「眩しい」と感じる経験をされた方は多いと思います。S6 edge / S6では最小輝度もS5よりも暗くなるようになりました。
「1.9」 ~フロントもリアも明るく撮れる「F1.9」のカメラ
Samsungの調査によると、「スマートフォンカメラで撮影を行う時間帯はいつが多いか」という問いに対し、「夕方~夜間」という回答が非常に多かったそうです。確かに、日中は休日でもない限り仕事や学校です。スマホで気軽に撮影を行うのは、その後の遊びや飲み会などでの撮影機会が多いと思います。
そういった観点から、「暗い所でもより明るくキレイに撮影を」がテーマとなり、F値がフロントもリアも両方のカメラで1.9になりました。通常撮影、セルフィー両方で暗い場所でも明るく撮影する事が出来ます。
HDR撮影(暗い所は明るく、明るい所は暗くを自動調整する機能)もフロント、リア両方のカメラで対応します。自撮りでよく発生する、「背景はキレイなのに顔は暗い」「顔はキレイなのに背景が白飛びしている」といったケースでの補正が程良く行われるわけです。
「0.7」 ~どんな場面からでも0.7秒で起動出来るカメラ~
カメラアプリタッチからカメラ起動までが最速0.7秒。とにかく早いです。また、本機種ではどの画面からでもホームボタンの二度押しでカメラが高速起動します。その時間も最速1秒以内。実際に操作しましたが、本当に早いです。ピントが合うのも早い為、シャッターチャンスを逃す事が減りそうです。
「3」 ~自分撮りが楽しくなる3つの撮影方法~
従来から搭載の「チーズ」や「撮影」という音声や、背面の心拍数センサーから指を話してシャッターを切る方法に加えて、画面に手のひらを向けると自動でカウントダウンがはじまりシャッターが切れるジャスチャー撮影機能が加わりました。本機能はAシリーズでも搭載されており、とても便利な撮影方法です。
「180」 ~180度回って撮影、好きな角度から撮影写真を楽しめる~
引き続きカメラ機能です。特殊な撮影方法として、180度回って撮影を行う「バーチャルショット」という面白い機能も搭載されています。撮影した写真をスワイプ操作で好きな角度から見る事が出来るというものです。
「50」 ~今までよりも遥かに性能向上したサウンド機能~
S5に比べてスピーカー性能を50%向上させました。実際に端末のスピーカーから流れる音楽を聴きましたが、最大ボリュームも大きくなり、大きくても割れずにクリアな音声が楽しめました。解説によると低音域から高音域まで全体的に従来機種よりもクリアに鳴らせるようになったとの事です。
シチュエーションに合わせて自動で音作りをする「Sound Alive+」という機能も搭載されています。この機能はミドルウェア領域で実行される為、サードパーティ製アプリでも機能が働きます。有線イヤホン利用でも機能は働きます。(Bluetoothでは働かないとの事でした。)
「14」 ~14ナノメートルプロセスオクタコアCPU搭載~
本端末では、スマートフォンでは初めての14nmプロセスオクタコアプロセッサが搭載されます。「●nm」の数字が小さければ小さい程、サイズが小さくなり、サイズが小さい程、動作する際に必要な電力が少なくて済みます。よって、今までと同じ仕事をCPUにさせる場合でも電力が少なくて済むわけです。S5比で消費電力30%ダウン、性能比は50%アップです。
ROMやRAMも従来端末に搭載の物から刷新されており、超高速な端末レスポンスや読み書きの手助けを行っています。
「225」 ~docomo / auのLTE-A対応で下り最大225Mbpsの超高速通信~
国内キャリア初、下り最大225Mbps通信が実際に利用可能なスマートフォンになります。(SIMフリー版などの非キャリア端末を除く。)
「4 + 3」 ~S6 edge 4色、S6 3色のカラー展開~
docomo版S6 edgeはグリーンエメラルドとゴールドプラチナ、au版S6 edgeはブラックサファイア、ホワイトパール、ゴールド・プラチナ。2キャリア合計で4色展開。S6はブラックサファイア、ホワイトパール、ゴールドプラチナの3色展開。合計7色展開となります。
「たくさん」 ~多数のアクセサリー~
最後の数字は「たくさん」。笑 これは、アクセサリーが沢山発売されるという意味で「たくさん」なのだそうです。Samsung純正アクセサリーも「たくさん」発売されますが、サードパーティメーカーに対してもかなり早い段階でアプローチをかけており、従来Galaxy端末よりも「たくさん」のアクセサリーが発売される予定である、との話でした。
今回の会場でもSamsung純正アクセサリーが展示されていました。
まとめ ~手にとった時のファーストインプレッションを大切にしたい~
以上、かなり長々となりましたがGalaxy S6 edge / S6の魅力をお伝えしました。
糸櫻氏が最後に述べておられた「端末を手にとった時のファーストインプレッションを大切にしたい」という言葉が印象的でした。S6 edge / S6は、メーカー公表の画像を見るだけでも今までのGalaxyとの違いをなんとなく感じる事は出来るのですが、実際に触るとその印象は良い意味で大きく変わります。「今までのGalaxyのルールを打ち破ってゼロから作り上げた」の言葉に相応しい端末です。
そして、実際に操作をすると、超高性能CPUや最新型RAMやROMのパワーを感じる事が出来ます。見た目だけではなく中身も大きく変わっている事をすぐに体感出来るでしょう。
外観も中身も生まれ変わったモンスター級スペックの「Galaxy S6 edge / S6」。是非ともお近くの店舗で実際に見て、触ってみてください。皆様が初めて本端末を手に持った時のファーストインプレッションはどのようなものになるでしょうか。
イベントを企画してくださったSamsung関係者様、イベントに参加された24名の方、本当にお疲れ様でした。
最後に、、、お土産としてGalaxyロゴが刻印されたGalaxyどら焼き、通称「ギャラドラ」をいただきました。某有名お菓子メーカーのどら焼きだった為、甘さ控えめでとても美味しかったです。
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