今回、日本での定価があまりにも高く感じた為、香港にて安く購入出来る店舗を探し「Gear S2 classic SM-R732」を入手いたしました。
早速、開封の儀&簡単なレビューを行います。
スペック表
まず最初に本端末(通常のS2ではなくS2 classic)のスペック情報です。
Gear S2 classic SM-R732 |
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端末サイズ | 39.9 × 43.6 × 11.4mm |
重さ | 42g |
ディスプレイ | 1.2インチ (360 × 360) 302ppi / 有機ED (Full Circular sAMOLED) |
OS | Tizen |
CPU | Exynos 3250 Dual-Core (1GHz) |
RAM | 512MB |
ROM | 4GB |
外部メモリ | 非対応 |
カメラ | 非対応 |
ネットワーク | 非対応 |
Wi-Fi | IEEE 802.11 b / g / n 2.4GHz |
Bluetooth | ver 4.1 |
NFC | 搭載 |
USB | 非搭載 |
バッテリー | 250mAh(脱着不可) |
その他 | 防水防塵 (IP68) / 心拍数センサー / 非接触充電 / Galaxy以外のAndroidスマートフォンでも利用可能 |
開封の儀
※画像をクリックする事で拡大表示可能です。
個装箱表面と側面
個装箱開封
個装箱は透明フィルムに包まれています
個装箱中身
時計の入ったトレイを外すと中にオプション品が入っています
同梱品一覧
本体 / ワイヤレス充電台 / スペアベルト / ACアダプタ / マニュアル
本体表面と裏面
本体裏面が心拍数センサーになっています
ワイヤレス充電台での充電
充電中は画面表示も横向きに変わります
実際に装着した写真
厚みは約11mmとスマートウォッチとしては標準的な厚みです
決して薄いわけではないですが、厚みは気になりません
ソフトウェア
※このソフトウェアで紹介している画像の撮影時、端末にアンチグレアのフィルムを貼っていた為ディスプレイの表示が少しぼやけているように見えています。これは端末本体の解像感の問題ではなくフィルムの質の問題です。フィルムが無ければかなり精細に表示されますので注釈として記載しておきます。
本端末は設定により時計を常時表示に設定する事が可能です。予め設定した画面点灯時間が経過すると、下の画像のような簡易的な時計表示に変わり、この画面が常時表示されます。省電力の為だと思われますが、実際に設定した時計が常時表示されるわけではないようです。
常時表示設定時の時計表示
プリインストールでもかなりの種類の時計デザインが搭載されており、それぞれのデザインでも日付の有無や表示されるコンテンツの種類を選択出来る等、かなりのバリエーションを楽しむ事が出来ます。もちろん、Galaxy Appsにて新しい時計パターンを入手する事も可能です。
時計デザインは端末単体で変更可能
アプリケーション一覧は円形での表示になっています。タッチ操作でも起動出来ますが、ここはクルクルと回るベゼル部分で回してアプリを選択してからタッチという操作が一番操作し易いです。
アプリ一覧画面の1ページ
本端末は、端末単体で文字入力をしてメッセージ送信やLINEの返信も出来てしまいます。小さい画面で操作し辛い感はありますが、日本語キーボードも仕様可能。入力方法は流石にフリックではなくトグル入力です。
日本語入力では予測変換機能も搭載
今までのSamsung製スマートウォッチは対応端末がGalaxy端末に限られていました。Gear S2からは他社Android端末でも利用可能になります。(OS4.4 + RAM1.5GB以上が条件) これはかなり大きな変化であり、Gear S2ユーザーを増やす為のメーカーとして良い対応ですね。(むしろ今までがGalaxyに限定されており不便だった…)
所感
「カメラ付」「曲面ディスプレイ」「3G通信機能搭載」といった常に新しい試みが詰め込まれてきたGearシリーズスマートウォッチ。今回はGearシリーズ初の円形スマートウォッチとなったわけですが、ただの円形スマートウォッチではない点が流石Samsung。今まで出てそうで出ていなかったベゼル部をクルクルと回して操作を行う方法が採用されました。
このベゼルを回す操作ですが、なかなかスムーズに動作してかなり便利です。タッチだけでは億劫な複数ページの移動も簡単に高速に行う事が出来ます。操作している所を軽く動画で撮影したので興味のある方は御覧ください。(動画には音声は入っていません。)
個人的にお気に入りの機能はLINEの簡易返信機能です。初代GearでもLINE専用アプリをインストールする事で特定のスタンプなど返信を行う事が出来ましたが、今回はデフォルトの状態で受信したLINE通知からそのまま返信が出来ます。利用可能なスタンプもかなり増えてますし、キーボードによる文字入力を行う事も可能です。(購入スタンプなど任意スタンプの追加は不可。)
バッテリーは、私の使い方では2日間は普通に使えましたので、全く不満は感じていません。
逆に残念に感じた点、それはベゼルとサイド部の質感の安っぽさです。通常の腕時計に近いデザインに惚れてclassicを選択したのですが、ベゼルとサイド部がGalaxy S4やS5のフレーム部のようにアルミ塗装なのです。S6やNote 5のような高級感は正直感じられません。これはプレス画像を見るだけでは気付かない、実機を触って初めて気付いた質感です。購入を迷ったHUAWEI WATCHの方が高級感は高いと感じています。
そして、販売価格。日本での定価は税込約50,000円とかなり高いです。私自身も「50,000円で買うか?」と言われると正直「ノー」です。量販店でのポイントや、ドコモのキャンペーンによるドコモ口座へ3,000円キャッシュバックなど、色々と手をつくして安く購入した方が良いと思います。
「ベゼルリングによる操作」が一番大きなトピックである「Gear S2」。これに慣れてしまうとこの機能が無いスマートウォッチには戻れなくなりそうです。それくらい使っていて便利ですし、何よりとても楽しいです。