中国の深圳(深セン)で購入したHUAWEIのWi-Fiルーター「E5375」。中国移動通信向け端末ですのでTD-LTEやTD-SCDMA電波に対応しております。
それとは別に、FDD-LTEやW-CDMAにも対応している実は万能選手なのです。
そこで、docomo、au、SoftbankのLTE電波を掴む事が出来るのかどうか、検証してみました。
※しかし、、、この端末は技適マークがありません。よって、実際にこの検証を行う事は出来ません。実際に検証したつもりで、結果も画像をPhotoshop加工で作った空想検証になります。よって以下の検証結果を信じる信じないは貴方次第、、、という事でお願いいたします。
本端末の開封の儀や端末詳細スペック情報はこちらの記事にてご紹介しておりますので、興味をお持ちの方はご覧ください。
docomo Xi SIM
docomo Xi SIMは以下のAPNで設定しました。
docomo Xi用SIM APN設定値 | |
---|---|
User name | 空白 |
Password | 空白 |
APN | Staticを選択 / APN値:mopera.net |
結果は以下です。
我が家はXi/75Mbpsエリアの為、掴んでいるLTE電波はBand 1という事になります。よってこの端末はLTE Band 1対応だと考えて良いと思います。
au 4G LTE SIM
auのiPhone 5S用のSIMカードを入れて検証しました。設定APNは以下。
au 4G LTE用SIM APN設定値 | |
---|---|
User name | 685840734641020@uno.au-net.ne.jp |
Password | KpyrR6BP |
APN | Staticを選択 / APN値:uno.au-net.ne.jp |
結果は以下です。
auもきちんとLTEの電波を掴んでいます。恐らくBand 1だと思います。
なお、本端末はCDMA2000には非対応なので3G電波は掴みません。
Softbank 4G LTE SIM
SoftbankのiPhone 5C用のSIMのカードを入れて検証しました。設定APNは以下。
Softbank 4G LTE用SIM APN設定値 | |
---|---|
User name | sirobit |
Password | amstkoi |
APN | Staticを選択 / APN値:jpspir |
結果は以下です。
Softbankも問題なくLTE電波を掴んでいます。ただしBandを掴んでいるのかはわかりません。
まとめ
結果としては、主要3キャリア全てのLTEを掴む事が出来ました。
しかし、実はLTE接続に至るまでに少し手こずった経緯があります。深圳で端末購入後、深圳や香港では現地SIM通信は何の問題もなく行えていました。しかし、帰国後に国内キャリアのSIMを入れて通信を行おうとすると、「No Service」という表示が出て3キャリア全ての電波を掴まなかったのです。その後、管理画面でAPN設定を何度も繰り返しているうちに急に繋がるようになり、一度繋がるようになってからは「No Service」表示にはならなくなりました。直接的な解消原因になったのかはわかりませんが、国の設定をオートではなくマニュアルでJapanを選択したりしているうちに電波を拾うようになった気がします。(ここがキッカケになったかどうかは正直不明です。)
次に、本端末のLTE対応Bandについてです。この端末の正式なスペック情報は、HUAWEI公式サイトをはじめWEB検索などを行っても探す事ができず、FDD-LTEの正式な対応Bandが確認出来ない状態でした。(Band 3と7は対応しているという記載が多くのサイトで確認出来ました。) 今回の検証によりFDD-LTE Band 1は対応していると考えてよいと思います。日本ではBand1対応可否が端末の使い勝手にかなり影響するので、こういった結果でとても良かったです。
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